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2018.01.26

[130]学習指導要領改訂の影響で英語が厳しく

<お断り>平成31年4月末に天皇陛下が譲位されるため元号が変わるが、新元号が未発表のため、平成32年などのような表記をしている。

平成32年度より、小学校の英語が教科に昇格する。つまり、必修化される。今、小学4年生・5年生の皆さんは「関係ない」と思うかもしれないが、ところがどっこい。平成32年度から学習指導要領が変更されるのに伴い、平成30年度、つまり今年の4月から移行措置が取られることになる。
これはどういうことか。まず学習指導要領とは、学校で何年生に何を勉強するかを決めていることである。これが平成32年度に小学校の分が改訂、平成33年度に中学校の分が改訂される。しかし学習指導要領改訂をおこなうと、学習内容で学年間の移動があるため、二重に学習したり、ヌケたりする可能性がある。
例を挙げて説明しよう。
今回の変更例として漢字の学習を挙げる。現在、新潟の「潟」は小学校配当漢字ではないので小学生は学習しないが、新指導要領では小学4年生までに学習することになっている。「都道府県名に使われている漢字は小学4年生までに学習を終える」という方針になったからである。そうすると平成32年4月に5年生に上がる子はこの字を学習しないままになってしまう。これを避けるため、平成31年度中に本来教科書にないが、学習するのである。この「本来教科書にないが、学習する」対応を移行措置という。
さて、この移行措置により平成30年度から小5、小6英語の勉強が増えるが、使っている教科書的なもの(英語は教科として認定されるのは平成32年度からなので教科用図書とは呼べないから、教科書「的」としている)が、現在の「Hi Friends!」に加え、「We Can」というのが入る。自治体によっては2冊ではなくこの2冊を1冊にまとめたもの(いわゆる合本)として渡されるかもしれない。この「We Can」は移行措置のもので平成30年度と平成31年度の2年間限定で使用される。
まず手にとってわかることはページ数が多いということだ。「We Can」は本来授業になかったところに追加されたテキストであるから、通常授業内で実施しようとすると他の教科の時間を削らなければいけないが、そんなことはできるはずがないので、年間15~30時間の授業増として対応することになる。
ところが、この2冊、全部を学習するわけではナイ。自治体によって違うが、これまでに使ってきた「Hi Friends!」をベースに、足りない分を「We Can」で補おうとするというところが兵庫県下では多いという意見を耳にした。
「Hi Friends!」と「We Can」は完全な独立したテキストであるから、内容が同じ部分もある。したがってダブっている部分は「We Can」のその箇所をカットすることになるだろう。学期末に学習した形跡のない箇所が他の教科書に比べると多くなっているはず。これを「自分の子供が勉強していない」とか「学校がきちんと指導していない」とか考えないようにしてほしい。

またこれから書く話について、興味のある人は私に直接聞いていただきたいと思う。
「We Can」について、これがまた驚かされる。1ページ目に山中教授が写っているが、ここで聞く英文(つまり小学英語最初の授業で聞くことになる)が初めて聞く英文とは思えないほど難しい。なお、その英文は文部科学省の指導により掲載不可である。

かなりギリギリの表現だが、大丈夫だろうか(不安)。

新学習指導要領については今後もブログで取り上げていこうと思う。ぜひ読んでいただきたい。

最後までお読みくださりありがとうございます。
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